ハードスーツケースの種類
更新日:2020/10/21
アフィリエイト広告を利用しています
ハードスーツケースの種類を説明します。
どれも同じに見えるものですが、意外と種類が多いので知っておくと役立ちます。
本体の素材の違い
ハードスーツケースの素材は、ほぼ次の4つです。
1、PC(ポリカーボネート)
2、ABS樹脂
3、ジュラルミン(アルミニウム合金)
4、Curv(カーヴ)
※共にRIMIWA(リモワ)
樹脂(プラスチック)タイプでは、ほぼ「ポリカーボネート」です。
ABS樹脂は昔のもの、現在では安物にたまに見る程度です。
とても強度が高く、薄く作ることができるので重量が軽くなります。
ただその分、押すとペコペコするので、肝心な「中身を守る」がおろそかになっています。
「車にぶつかって凹んだけどスーツケースは壊れていない」なんてアピールはおかしいもので、
凹んだら中身が壊れてダメでしょ!と矛盾した性能です。
そんな人にはジュラルミンとなりますが、高級品のため、普通は買いません。
とは言いながら、羽田空港なんか行くとよく見かけます。
ファッション性で選ぶ人も多いでしょう。
メーカーも少なく、ほぼ「RIMOWA(リモワ)」か「ゼロハリバートン」というメーカーを選びます。
価格は10万円以上。
4の「curv(カーヴ)」については、
アメリカの大手スーツケースメーカー「サムソナイト」のみが使っている素材です。
PP(ポリプレピレン)を何層にも重ねたもので、(よく凹むけど壊れない)耐衝撃性と軽さを実現しています。
「世界一丈夫なスーツケース」として有名ですが、、、中身は壊れます。
「丈夫=長く使える」と思っておきましょう。
本体の塗装の違い
ハードスーツケースは、テカテカした塗装(メタリック調)のものが多いです。
しかし、新品の時は綺麗ですが傷が目立ちやすく、一度でも使うと傷だらけです。
傷が気になる人向けにあるのが、「シボ加工」と呼ばれるザラザラした塗装です。
傷が目立ちにくいので、遠くから見るといつも変わらない外観です。。
ただ、汚れはベルトコンベアなどの「黒色」が付着するため、
明るい色のスーツケースはどんな塗装でも目立ちます。
気になる人は黒い色を選びましょう。
フレームタイプとファスナータイプ
フレームタイプとは、ファスナーが無いタイプのことです。
ファスナーの変わりに硬質樹脂などのフレームが囲い、
機械式のレバーなどでロックするタイプです。
フレームタイプはファスナータイプに比べて重量がとても重いです。
また、ファスナータイプはナイフですぐ開くのに対し、
フレームタイプはこじ開けるしかないため、セキュリティー面でも若干は良いです。
ただやはりフレームタイプは重い。全然違います。
女性ならばファスナータイプをおすすめします。
収納性の違い
ハードスーツケースの収納性は大差ありません。
ただ一部特殊な仕様のものがありますので紹介します。
外側にポケットがあるタイプ(フロントポケット)
パソコン等の収納にとても便利です。
近頃はパソコンやタブレットを持ち運ぶ人が増えたので、
どのメーカーでも見られるようになりました。
デメリットとしては、メイン側の収納が狭くなってしまうことです。
中央開きではないタイプ
スーツケースは中央から二つに開くのが一般的なのですが、
そうではなくトランクケースのように片側に偏って開くタイプです。
このタイプのメリットとしては、「開閉が軽く楽」というところです。
一般的なものは詰めすぎるととても開け閉めが大変です。
ただ、奥に入れたものを取りにくいというデメリットはあります。
--
収納性の違いとしてはこの程度です。
キャスターの違い
キャスターは壊れやすい箇所ですので重要です。
そして操作性と転がす音にも影響しますので、良いものを選びましょう。
キャスターの数
キャスターの数は、4輪タイプと2輪タイプがあります。
4個タイプはケースを立てたまま転がせたり回転させたりできますが、
2個タイプは持って回すしかありません。
そのため小型のものが多く、短期旅行向きです。
また、2輪タイプは勝手に転がることがないため、
電車や坂道でもそのまま置いておけるメリットがあります。
ただ、4輪タイプも「ブレーキ付き」のタイプがあったり、
最悪は横向けに置けば良いだけなので、そう凄い点ではありません。
引いて転がすのであれば、2輪タイプがタイヤが大きく転がしやすいです。
段差での安定さ全然違います。
4輪は段差ごとに持ったりと、何かと持つことが多い。
キャスターのタイヤ
タイヤの素材によって、転がした時の振動や音が違ってきます。
ほぼ軟質系のタイヤですが、一部安物は硬質タイヤなので最悪です。
硬質タイプは「動けば良い」レベルなのでおすすめできません。
ということで、タイヤの種類は主に次の二つです。
1、軟質樹脂
2、硬質樹脂
※樹脂=プラスチック
写真だとよくわからないですが、、触るとわかります。
安物以外はほぼ軟質系なので、そう心配することはありません(※例外はある)。
ちなみに、材質としてはPU(ポリウレタン)が多く使われています。
軟質系のタイヤはクッション性が良く、振動と音が少ないです(とは言ってもガガガガ…)。
とても心地の良い操作性となりますが、その分磨耗や劣化が激しい。
購入時は修理のことも気にしたい。
キャスターのホイール数
キャスターのホイールはシングルホイールとダブルホイールがあります。
ダブルホイールはトラックなどと同じく、重量による圧力を分散させる効果があります。
大型タイプによく見られますが、小型タイプにも採用されています。
それは、凸凹道や隙間が多い道に強く、操作性が高いという理由もあるためです。
(特にタイヤが挟まりにくい)
ただ、大差はありませんので、好みで選びましょう。
トップハンドル(手提げハンドル)の違い
段差を超える時など、手に持つ場合に使うハンドルです。
上記のようなソフト・ハードタイプがあります。どちらが高級かというのは無く、デザイン的なものです。
このハンドルが意外と重要なパーツ。
スーツケースはかなりの頻度で持ち運ぶので、持って痛いハンドルだと苦痛です。
全体的にはハード系のものが持ちやすいです。
鍵の違い
スーツケースの鍵はほぼ「TSAロック」というタイプの鍵になります。
これはアメリカで正式に採用している鍵のタイプです。
アメリカではスーツケースを開けて確認されるため、鍵をかけて預けられませんが、
TSAロックは保安員がマスターキーを持っているため、鍵をかけたまま預けることができます。
そのため、海外旅行では必須と言えます。現在は安物でもほぼTSAロックが付いています。
このTSAロックは上図のように3種類ありますが、何でも良いです。
まとめ
ハードスーツケースの種類はこのような感じです。
いろいろありますが、一番人気なのは「軽さ」です。
サムソナイトのコスモナイトは大人気。
女性なら特に、丈夫さよりも軽さで選んでください。
--
以上、ハードスーツケースの種類でした。
<スーツケースの選び方ならこのサイト>--
スーツケースの種類の記事一覧
静音(サイレント)キャスターのスーツケース一覧
アウトドア用スーツケースブランド一覧
おしゃれなスーツケースブランド一覧
直接座れる・椅子付きのスーツケース一覧
ソフトスーツケースの種類
ソフト・ハードスーツケースのメリット・デメリット
更新日:2020/10/21